• 神田北口鍼灸治療院

東洋医学の成り立ち Vol.9 ~漢方医撲滅運動と鍼灸~ の、その5


こんにちわ!


神田北口鍼灸治療院の いしはら です。


コロナ感染者数が急激に増え始めてますね。


心配されている方。


それでも あんまし心配されていない方w


いろんな方がおられます。


実数の人口に対するパーセンテージ や検査の陽性率を見てみると、なかなか緊張感を感じられないんじゃないかな? と思っております。


もはや都市伝説のようにしか 感じておられない方が多くなっている昨今ですね。




でも 来るときはびっくりするくらい 急に近づいてきますからね。


どうか くれぐれも油断だけはされないように お願いいたします。



自衛ですよ!


免疫力ですよ!!











5,その後


その5 の その後です!


うそみたいな偶然ですね。


書き込みながら一人で (爆)w





それはさておき、漢方医撲滅運動以降の 漢方医と 鍼医がどうなっていったか、をお送りさせていただこうかと思います。



さ~医制が制定されまして、それまで免許制度が全くなかった 医学 の世界に、初めて資格制度が導入されますよ。


今では全くもってただただ当たり前のことですけれども、資格を持たない者は 医師として認められなくなったわけです。



ここで大事なのは、資格の“名称”ですね。


つまり “医師” であって、漢方医ではないということです。


つまり国家資格上の 漢方医はここでいなくなったということになります。




でも現在でも“鍼灸師”という資格はありますよね?


そうなんです。


“医師”以外に、わざわざ“鍼灸師”という資格をこしらえたんですね。


漢方医 という資格は作らなかったのに。


なんでなんでしょ?



もちろん 鍼医も、他の医学と同じように規制の対象ではありました。


しかし当時すでに浸透していた “視覚障碍者の方々のための職業”として、特別な役割を与えられます。


このことが、鍼医という存在を延命したといっても過言ではないと思います。


かつての“当道座”より脈々と受け継がれた系譜が、なんとここでチカラを発揮したわけですね。


あとはただ単に 「撲滅するまでもない」 と、“歯牙にもかけられなかった” のかもしれませんw



さて、ここではまだ “鍼医”を名乗っております。


医師 とはまったく別の資格としての存在ですね。


この鍼医が鍼灸師になるには、なんと戦後のGHQの介入があるのです!




鍼医のみなさま、現在でもそうなのですが、 “技術偏向” になるクセがあるんですよね。


つまり、知識よりも 技術ばかりに気を取られてしまうのです。


技術を大切にするのはもちろん大切なことなのですが、知識を 疎かにしてしまうのがまずかったんですよね。



そこをGHQのみなさまに、見事に見抜かれてしまうのです。


そして ズバっと刺されるんですよね。



「鍼灸師は知識が足らないから、治療行為を禁止したい」


ですって。



世にゆうGHQ旋風の一つですね。


鍼灸だけでなく、あん摩や 柔道整復師(ほねつぎ)もこの対象に含まれておりました。



もっとゆうと、鍼灸師は…


1,消毒設備と 意識に欠け、不衛生である。


2,科学的根拠がない。


3,鍼をしたり灸をするのは 野蛮な行為。



ということ だったらしいです。



ひどいですねw


GHQが失礼だ ということよりも、当時の鍼灸師のクオリティが ですね。


ぼくも鍼灸師ですけれども、別に鍼灸が世界一の技術だなんて思っていません。


内側のアレやコレも よく存じておりますので、まだまだ改めなければならない部分が多い のは、むしろ 鍼灸師自身でこそ 反省し改めるべきと思っております。


だからこそ 「“いい薬” になったんだろうな」 くらいに思っております。



もちろん 当時の錚々たる先生方が、必死でご活躍された上での存続であることは確認させていただきます。


ものすごい、それこそ命がけの 戦いだったそうです。



そしてそのおかげで、鍼医は改めて “鍼灸師” として 再出発することができたのです。


その後も 派閥による対立や、統合に向けた活動など 紆余曲折を経て 現在に至ります。




さてさて、漢方医 の方はどうかというと・・・



不遇です。


1895年に “漢方医”の方々が 頑張って 医師法改正案を提出 したらしいのですが、わずか28票差で否決されてしまったそうです。


一部の医師や 薬剤師さんたちが 細々と 伝統を継承しながら、それでも途絶えずに続いてきたのは もはや奇跡という他ないと思っております。


それこそが 漢方の本当のチカラ なのかもしれませんけどね。




専門医認定制度が 1989年より発足いたしまして、2005年(平成17年) 8月に 厚生労働省より


『日本東洋医学会認定 漢方専門医』 として広告が認可されました。


こちらは あくまでも “医師” であって、このほかに薬剤師や 登録販売者 という肩書の方もおられます。


そして漢方を扱われている主流となっているのは、現在は 漢方専門医よりも、この 登録販売者や 薬剤師さんたち、とくに 漢方専門薬局 のみなさんなんだそうです。


漢方専門医はもちろん、漢方に理解や関心を示す医師 も増えてきてはいるとのことです。


しかし本当の意味で 漢方医学を充分に理解して診療に臨んでいる医師は、まだほんの一握りにすぎないそうです。


本当にチカラがあるからこそ、こんな状況にありながらも 継承され続けている漢方。


だのに この不遇。


幕末における漢方医たちの業 とは、これほどまでに深いものだったのですね。







・・・という形にまとめてみましたが。


いかがでしたでしょうか。




ずいぶんと長くかかってしまいましたこのシリーズも、これにて終了となります。


おつきあい ありがとうございました。


改めてもの凄く 勉強になりましたが、 つくづく



ややこしい。



こじれ尽くしてますね。


難しい内容でしたので、間違っていたら教えてくださいね。


ぼくもあんまし自信がないですw




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