- 神田北口鍼灸治療院
東洋医学の成り立ち Vol.9 ~漢方医撲滅運動と鍼灸~ の、その3
こんにちわ!
神田北口鍼灸治療院の いしはら です。
い~お天気でしたね~!
ここ数日の文句のつけようもない快晴のおかげで・・・
秋の花粉も大喜びのもようですw
眼と鼻ががががが・・・・(TへT;)
でもお洗濯物は良く乾きます♪
良く乾くということは、つまり空気が“乾燥”しているということ。
ウィルスたちにとっては、それこそ旬の到来ですからね。
コロナもインフルエンザも、バッチシ予防しましょうね!
免疫力の増強には、お灸がおすすめですよ☆ミ
さて、このシリーズもVol.3ですね。
ちょうど ど真ん中。
お話も確信に迫りつつあります。
暗くて重いお話ですが、いっぱいお勉強しましたので、ぜひご一読くださいませ!

3,漢方医と政治
さ~いよいよドロドロの世界へようこそですよ♪
ドロドロの世界と、上のイラストのイメージとのギャップについては特に受け付けておりません。
医学と政治との結びつきというのは、世界的に見てもちょいちょい起こっていることなんですよね。
そんなに頻繁ではないのですけれども。
ちょいちょいくらいです。
古代はそもそも、医師の地位が低すぎてかなり不遇ということが多かったようです。
ローマとか、もはや奴隷とかの仕事だったところもあるようです。
地位が高くなって偉くなったお医者様が、王様や英雄の治療に失敗したりすると、その時代は医師全般が大ヒンシュクを受けたりします。
それから疫病ですね。
医師が高い地位にいる時代ほど、疫病退散の期待値は否が応にも高まります。
でも古代における医学って、疫病に対してそもそもあまりにも無力なんですよね。
大きな疫病の流行した後の時代って、だいたい医師は冷遇される傾向があるみたいです。
しかしどの時代でも医学というのは、つまり命を救う技術ですからね。
王様や皇帝だって病気もするしケガもします。
死にたくないですからね。
いつだって権力者の生死を決定づける立場にあるのが、医師という道の宿命なのでした。
病気だったり、怪我だったり。
暗殺や事故での“即死”でないかぎりは、ほぼほぼ医師が最後を看取ることになります。
自然と疎かにはされないのです。
そしてつまり、王様や皇帝との“距離”が近くなりやすいということも、医師の特徴なのです。
場合によっては、大臣や将軍よりも・・・
そしていつしか、政治に口を出すような医師まで現れてくるのです。
幕府に使える医師は、特に“奥医師”と呼ばれるようになります。
江戸時代ですからね。
一番偉いのは将軍ですよね。
大臣でなくて、大老?家老?
全員武士ですもんね。
諸外国の感覚と違い過ぎてよくわからないです。ごめんなさい(TへT;)
結果的に良心的なアドバイスだったのか、そうでないのかはよく知らないです。
ただ問題は、居並ぶ大老や大名を差し置いて、医師の発言ばかりを重んじるという将軍が現れるのです。
みなさん、面白いわけないですもんね。
だんだん嫉まれて、疎まれてくるんですよね。
医師としてよりも、政治家としてのスキルが求められ、そして政治の世界で戦うようになってくるのです。
そんな中こんな中、海外の医学、とくに蘭方医を迫害してしまうんですよね。
ライバルですからね。
気持ちは分からなくはないのですが・・・
自分たちの苦手分野に対して、はっきりと解決法を明示してくれているスペシャルな技術。
医師としてはメチャクチャ大歓迎のはずなんですけれどもね。
政治家(奥医師)のみなさまには“恐怖”として映ったのでしょうね。
自分の立場を揺るがす技術ですからね。
素直に手を携えて、医学のさらなる発展に努める
なんて度量はなかったみたいですね。
どんどん蘭方医にチカラの差を見せつけられてしまった漢方医たちの多くが、医師としての本分を忘れてしまったようです。
医師は医師であって、医業のみを行っていればいいはずですよね。
あるいは、医師や患者の立場を守るためにこそ、政治と戦うべきですよね。
ただの政治家に成り下がってしまった奥医師たちの末路・・・
次回
4,漢方医撲滅運動
にてお話させて頂こうかと思っております!
今回のクライマックスですよね。
暗い MAX です(TへT)
楽しいお話がしたいですよねw
暗いお話しは、次回とその次でおしまいですよ!
もう少しだけお付き合い、お願いいたします♪