• 神田北口鍼灸治療院

東洋医学の成り立ち Vol.7 ~“東洋医学”という言葉~

最終更新: 8月13日




こんにちわ!


石原ですよ。




昨日の天気予報は真逆でしたね!


寒かったし、風も大したことなかったし、雨のタイミングも違ったし。



いや、別に責めたりはしないんですよ?

人間が天気を予想するのはとても大変なことですからね。


「あ~ことごとくハズレたな~w」


という、あくまでも感想です。


ドンマイです。




さて、“東洋医学”と聞いて、多くの方がチャイニーズヒストリーを感じてくださるハズです。


“漢方”とか


“中医学”とか


いくつかそれっぽい単語を見かけられていると思います。




でも“東洋”って・・・


中途半端だとは思いませんか?


中国から伝来した医学なんだから、漢方とか中医学とかでいいじゃないかと。

なぜにわざわざ 東洋医学 としたのかと。


今日はそんなお話を少しさせていただきます。









日本に最初に伝来した医学は、もちろん中国由来のものです。

奈良時代のころに大陸から伝わって以来、幕末までこれ一本でした。


これ一本しかなかったものですから、いちいち漢方とか中医学なんて呼び方もなかったのです。



ただの“医学”


中国でも韓国でも同じことです。



幕末になって、初めて中国伝来のもの以外の医学が日本に紹介されます。



そうです。


蘭方 です。


オランダ由来のものですね。

わざわざ漢字にして阿蘭陀の蘭をとって、蘭方ですね。



これが来たために、もともとの医学を区別するために“漢方”という名前が必要になったのですね。



ちなみに“漢”という字は、「漢の時代に伝わった」という意味ではなく、「漢民族の医学」という意味だそうです。


どっちでもいいんですけどね。


そんな区別をしたのも束の間、蘭方に限らず欧米諸国から様々な医学が流入いたします。

するといつまでも蘭方というわけにはいかないですよね。


“西洋医学”という言葉が使われ始めます。





さてさて、明治時代になりますと、政府の“富国強兵政策”というものが始まります。


・・・なんだか歴史の教科書みたいですねw

今日はだいたいこんな感じです!




「西洋医学を学んで修めた者のみを“医師”とする」



そんな法律ができました。


そんなわけで、日本の医学は西洋医学一色になってゆきます。


そりゃそうですよね。

漢方を政府が否定したようなものですから。

やりずらいったらありゃしないです。



明治16年だったそうです。



そんな中こんな中、いいかげん漢方も廃れたころになって、いまさらのように医師たちの中から漢方を支持する声が上がり始めます。



西洋医学にも当然限界ってあるじゃないですか?

そこで“藁にすがる思い”ってんで、自然発生的に漢方の方へ需要が生まれるんですよね。

そのくらいのチカラは余裕でありますからね。漢方にだって。



明治43年に 和田啓十朗という先生が 『医界之鉄槌(いかいのてっつい)』という本を発表します。


当時の西洋医学を大いに批判した内容になっているそうです。(読んだことないです)


ここから啓発された先生方が、少数ではありますが、また漢方を復活させてゆくんですね。



ここで“漢方”という言葉が、西洋 医学に対して“東洋 医学”という言葉に変わっていったみたいなんですね。


はっきりココカラ、というのはわからないみたいですね。

ご存知の方がおられましたら、是非ご一報くださいませ。



蘭方 に対して 漢方。


西洋医学 に対して 東洋医学。




どちらも日本で作られた言葉です。


まとめて“伝統医学”なんて表現もありますよね。






伝統医学とか、やっぱりルーツがものすごく気になりますよね。


「元祖はどこだ」


とか


「正統はどこだ」


とか。


むやみに争っている方たちいますよね。




もちろん中国なんですけれどもね。


中国の伝統医学は一度、抹消されております。

文化大革命というアレですね。


日本の漢方も一度、撲滅されましたからね。

コレもなんだかアレですね。


この辺もいつかご紹介できたらと思います。



最後に


日・中・韓や、アジア・東南アジア諸国では中国をルーツとした伝統医学が今に受け継がれております。


ただ、どこも独特の進化を遂げております。


日本には日本で発達した伝統医学。

中国や韓国からも区別された、“和漢”。


鎖国だけではないその辺の事情も、改めてご紹介申し上げます。



楽しみにお待ちください♪




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